TOEICが800点や900点という高得点でないと外資系企業で働けないと考えていませんか?
結論から言いますと、TOEICが高得点でなくても外資系企業へ転職することができます。
TOEIC650点でアメリカ企業から採用される
私は25歳で社会人となり、一社目は社員10人程度の日系医療機器商社、二社目は大企業で働きたいと思い日系造船会社に入社したものの、体調不良により在籍半年で退職を余儀なくされました。
2009年、30歳だった私は一年間無職という、正に底辺という状況にいました。
しかし、私は2010年2月に奇跡的にアメリカの企業に入ることができました。
元々英語ができたのでは?とかライフサイエンスバックグラウンドがあるんでしょ?と思われるかもしれませんが、私は文系卒ですし(しかも1浪2留)、そのときの私のTOEICの点数は650点ほど。
TOEICを受験されたことがある方なら分かるかと思いますが、650点という点数は決して高くはありません。
「あ、結構頑張っているんだね」という程度の点数です。
その程度の点数でもアメリカのライフサイエンスメーカーに採用してもらうことができました。
外資系企業の中でも英語ができる人は2割程度
そのアメリカ企業に入社後、私を採用してくれた当時の上司に、1年間も無職で、理系卒でもない31歳の自分を採用してくれた理由を聞いてみました。
すると「かなり英語ができるようだから、海外とのやり取りを任せたり、将来的に事業部のために広く活躍してくれそうだと思ったから」という回答が返ってきました。
TOEIC650点程度の私に過大な期待をしているなぁ、と思いましたが、働いていくうちに、上司や事業部がそう考えた理由が分かってきました。
60人くらいの事業部でしたが、ビジネスで使えるくらいの英語ができる人は10人に満たない、つまり15%程度に見受けました。
他事業部の方が、私が所属した事業部よりも英語を使える人が多いような感じがしましたが、それでも社で全体で見ると2割程度でした。
それ以外の社員は少し英語が読める程度か、あるいは全く英語ができない状況でした。
実務経験を積みながら、英語のレベルを上げる
そういう社内の英語力状況を見て、私は英語力を集中的に伸ばすことにより、社内での自身の価値を上げていこうと考えました。
その会社はTOEICを全社員に必ず年1回受験させていたので、とりあえずTOEICの対策をしていきました。
オススメのTOEIC対策法は別の記事でご紹介しますが、結果として、2011年に730点、2012年に780点、2013年に855点、2014年に875点と順調に伸びていきました(それ以降は受験していません)。
そして、点数の伸びに伴い、日常的に海外と関わる業務にアサインされることが増えていったため、ビジネスメールやスピーキングといった、TOEIC試験では測定しないスキルを仕事を通して伸ばしていくことができました。
まとめ
まとめるとこうなります。
- TOEICが高得点でなくても外資系企業に転職は可能。
- 外資系企業にも英語ができない人は多数在職している。
- そんな中で、ある程度英語ができれば英語を使う業務にアサインされやすくなる。
- そういう場合は海外のカウンターパートとのやりとりをする責任ある立場となる分、給与面でも優遇される。
なので、あまり英語のできない人でも日系企業よりも給料が良い外資系企業への転職が可能です。
外資系企業へ入社できたら、入社後に英語力を養っていき、英語を使う業務を狙っていきましょう。
そうすることで、年収800万円、1,200万円といった道が開けてきます。
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