お金儲けには大きく分けて二つの方法があります。
- モノやサービスを提供して利益を出す方法
- 株等の金融商品を「安く買って高く売る」ことで利益を得る方法
お金儲けのステージで言うと、前者を実体経済、後者をマネー経済と表現されます。
実体経済とは
お金を支払ってモノを買う、あるいは受けたサービスの対価としてお金を支払うなど、モノやサービスなど、実体をともなう経済活動のことを実体経済と言います。
例えば、1個あたり1万円のコストをかけて作った製品を3万円で売れば2万円が儲けとなります。実体経済の世界ではこのようにお金儲けをするのが鉄則です。
資本で原材料を調達し、労働力を用いてモノやサービスを作ることによって新しい価値を生み出します。その価値に対する評価(売価)からコストを引いたものが利益となって資本家の手に戻ります。そして利益は資本の一部として、さらに新しい価値を生み出すために再投資されます。このようにして、また新しい価値が生まれ富となって循環していきます。
これが資本主義のシステムであり、このように生まれた「利益」はつまり「儲け」を意味します。
マネー経済とは
生活のためにお金を使うのではなく、お金を増やすことを目的に、お金を商品とみなして売り買いするときのお金のやりとりのことをマネー経済と言います。
FX・株式などの金融商品や不動産などに投資する行為がそれにあたります。また、わずかながら利息が生まれる銀行預金もマネー経済です。
マネー経済で大きく儲ける
1980年台は実体経済とマネー経済の規模の比率は9:1だったものが、今はマネー経済の規模は実体経済の10倍以上と言われています。つまり実体経済よりも10倍に膨張したマネー経済でお金を回した方が、ずっとスケールの大きなお金儲けができるということを意味します。
マネー経済へのアプローチの仕方
とは言えマネー経済の中のみで生きていくことはオススメできません。投資は必ずしも勝てるわけではありませんし、失敗すればたちまちゼロどころか大きなマイナスになってしまうこともあります。
効果的にお金儲けをするには実体経済とマネー経済の両方からアプローチすべきです。まず、実体経済でマネー経済にエントリーする原資を稼ぎ出し、そこで得た儲けの一部を能力開発のための自己投資等のお金として実体経済に再投入します。同時に残りはさらに儲けを膨らませるために、再びマネー経済へ投資します。
上記の繰り返しが大きくお金を儲けるための基本的な考え方になります。
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