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TOEIC700点を最短で取るおすすめの参考書4選【受験回数30回以上・参考書40冊以上・875点の経験から紹介】

世の中にはTOEICの対策本が非常に多く溢れていて、TOEIC初心者は勿論のこと、ベテランの方でも一体どの本を選べば良いのか検討もつかないかと思います。また、ネット検索をしてみても「厳選14冊」や「厳選9冊」等、全く厳選して紹介してくれていないサイトばかりです。

そこで、この記事ではTOEICで700点を狙う方にとって最も効率的・効果的に結果を出すために厳選したベスト4冊をご紹介します。TOEICで700点を狙っている方は、既に600点、500点台を取得されていたり、英検2級をお持ちだったり、既に英語の基礎を身につけてきた方かと思います。そのような方でしたら、ここでご紹介する4冊を試験2ヶ月前からやりこむことで、TOEICスコア700点をクリアすることは十分可能です

私はこれまでTOEIC受験経験は30回以上あり、500点台のスタートから、自己ベストは875点の実績があります。良書・イマイチな参考書を約40冊買い、試行錯誤してきた実体験に基づき、ご紹介させていただきます。

まずTOEIC700点を取る戦略を理解する

TOEICスコア満点が990点ですが、700点を取るためにに前半のリスニングと後半のリーディングでどういった配点で狙っていくか。それはリスニング350点~400点、リーディング300点~350点をターゲットにすることです

理由は700点を目標にしている英語力の場合、パート5と6で時間を消費してしまうはずで、長文読解であるパート7を全問解くことはできないためです。パート7の最後の10問~20問は手つかずで、試験時間終了となる可能性が非常に高いため、リーティングセクションでの得点は良くても350点、パート5と6での取りこぼしが多い場合は300点前後となることが想定されます。一方、リスニングセクションは誰もが全部の問いに解答できます。ですから、ここでの失点を最小限にしていく。それが700点を獲得する戦略となります

TOEIC700点を最短で取るおすすめの参考書

TOEIC700点、つまり前章でお伝えしたようなリスニングセクションで350~400点、リーディングで300点~350点を取るための参考書は下記の4冊になります。

  1. 公式TOEIC Listening & Reading 問題集 7
  2. TOEIC(R) TEST 英単語 出るとこだけ!
  3. TOEIC(R)L&Rテスト Part 3&4 鬼の変速リスニング2 (TTT速習シリーズ)
  4. TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問(アスク出版)

私が自信を持っておすすめする理由をそれぞれ解説します。

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 7

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実際にTOEICの試験問題を作っているETSが刊行する公式問題集です。問題形式・問題内容・音声等、世に出ている参考書の中で最も本番に近い内容の問題が入っています。

TOEIC試験の内容・流れ・難易度・時間配分を理解・把握するために必ず持っておきたい一冊です。この公式問題集を何度も繰り返しやるだけでも、確実に本番の点数が伸びていきます。

私がTOEICの学習を始めたときは、とりあえず単語と文法の参考書を使って勉強していたのですが、何度試験を受けても500点台で停滞していました。そこで公式問題集を購入し、試験全体の概要を把握した上で、週の1日はリスニングセクション、また、別の1日はリーディングセクション、比較的時間が確保しやすい土日祝日は通しで学習を1ヶ月続けたところ、初めて650点を獲得することができました。試験の全体概要把握と基礎固めを公式問題集で行い、その他の参考書でパートごとの対策をすることで、700点を越えて800点をクリアできるようになりました。

TOEIC(R) TEST 英単語 出るとこだけ!(アルク)

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TOEICで700点を取るのに必要な語彙力養成に最も効果的な参考書です。TOEICで頻出する単語が各パートごとに非常に良くコンパクトにカバーされています。TOEIC重要630語と基本英単語280語が厳選されて収録されているため、本書を一日15分~20分程度取り組むだけでTOEIC700点レベルの語彙力を身につけることができます。

英単語対策である本書をおすすめする理由は、TOEICで700点を取るには、高校3年間、そして大学受験時にも学習しない英単語習得が必要なためです。一般的にTOEICで600点を取るには英単語数5,000を習得している必要があると言われ、この5,000という数は大学受験に必要とされる英単語数と同等です。しかしTOEICで700点を取るためには7,500単語が必要とされています。そのため、劇的な語彙力アップが必須となりますが、このTOEIC(R) TEST 英単語 出るとこだけ!(アルク)は頻出単語を効率良く学習できます。

私はTOEICスコアが一度600点台に乗ってから、あまり真剣に勉強していなかったこともあり4年ほど600点台で停滞していました。しかしTOEIC(R) TEST 英単語 出るとこだけ!(アルク)で一日15分、単語対策に取り組んだところ、初めて700点の壁を突破することができました

TOEIC(R) L&Rテスト Part 3&4 鬼の変速リスニング2

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※楽天は電子書籍版

リスニングセクションのパート3と4の対策に特化した本です。音声速度をゆっくりの0.7倍から高速の2.5倍まで5段階の速度でリスニングのトレーニングができます。また、3種の音読練習(リピーティング、オーバーラッピング、シャドーイング )ができるようになっています。実際に自分で発声することのより、発音・強弱・音の繋がりを理解することができるようになります。自分で発声ができるようになると、自動的にヒアリングができるようになるのです。効率的にリスニング能力を養成する、このようなカリキュラムが組み込まれています。

1週間1セットが4回分収録されており、4週間後には劇的にリスニング能力が上がるようになっています。なお、TOEIC(R)L&Rテスト Part 3&4 鬼の変速リスニング1 でなく、この2をおすすめする理由は、「図表を見て答える問題」と「3者の会話問題」が追加されたことと、オーストラリア訛りの声も収録され、より本番の試験に即した内容になっているためです。

TOEIC全体の中でパート3と4を足すと理論上、配点は341.55となり、全体の34.5%を占める大きなパートになります。そのため最も重点的にパート別学習を行う必要があります。そしてパート3と4は出題形式が似ており、得点を稼ぐために同じテクニックを使うことになります。そのためパート3と4は分けて勉強するのではなく、一緒に勉強すべきなのです。

パートごとの問題数・理論上の配点を下記にまとめました。TOEICは200問・990点満点のため、理論上1問4.95点としております。

パート問題数理論上の配点
1629.7
225123.75
339193.05
430148.5
530148.5
61679.2
754267.3
合計200990

パート3、4は解答に同じテクニックを使うため一つのパートとして捉えれば、ご覧の通り全パートの中で最も配点が高いパートとなります。そのため、このパート3と4を重点的に学習し攻略することは、効率的な得点アップに繋がるのです。TOEIC(R) L&Rテスト Part 3&4 鬼の変速リスニング2はその効果的な得点アップを実現するための強力ツールなのです。

TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問

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TOEIC試験を研究し尽くしたカリスマ講師として有名なTEX加藤氏の著書であり、TOEICの文法問題対策のベスト書籍です。リーディングセクションの中で最も点数を稼ぎやすいパート5の対策になります。1,000問というボリュームに驚かれるかもしれませんが、じっくり取り組んでください。本書に収録されている問題が試験に出る頻度・一致度は非常に高いため、正答率が飛躍的に上がります。私はこれをやりこんだことにより、以前はパート5で5~8問の取りこぼしがあったのですが、現在は1~2問程度までに間違いを減らすことができるようになりました。この本の問いが左、答えが右ページという構成も使いやすいポイントです。

実は多くの受験者がパート7の途中で時間切れになってしまうのですが、それは文法問題のパート5に時間をかけ過ぎてからです。単なる文法問題であるパート5に時間をかけて解答していると、最も時間を必要とする長文読解であるパート7にかける時間が無くなってしまいます。パート5の解答のスピードアップが、どれだけパート7の回答を進められるかへ繋がるのです。パート5の1問にかける時間の目安は20秒ですが、できれば半分の10秒にすることが理想です。そのためにはできるだけ多くの文法問題を解いて練習しておく必要がありますが、TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問は問題数のボリュームとしても最適な一冊です。

まとめ

TOEIC700点を狙う方におすすめする、厳選した参考書は下記の4冊です。

  1. 公式TOEIC Listening & Reading 問題集 7
  2. TOEIC(R) TEST 英単語 出るとこだけ!(アルク)
  3. TOEIC(R)L&Rテスト Part 3&4 鬼の変速リスニング2 (TTT速習シリーズ)
  4. TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問

これら4冊をやりこむことによって、これまでなかなかTOEIC700点の壁を破れなかった方でも700点を十分に取ることができるようになります。最短距離で効率良く700点を獲得したい方にとって、ベストな4冊だと断言します。

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